どうも、GanQです
今回は、
「敷地(土地)を上手に使う為のポイント」を紹介します
敷地の使い方、その配置計画で家の間取りは決まります
それなのに、打合せをしていても施主様は興味がなさそう…
「家の間取りは配置で決まる!」
この言葉を念頭に、本記事の内容を確認していきましょう!
配置計画の基礎
配置を考える際に重要なポイントをご紹介します
内容自体はすごくシンプルで、分かりやすく紹介しますので是非参考にしてください!
南側にスペースを確保しよう
![](https://kentiku-shoshinsya.com/wp-content/uploads/2021/01/a25d17100c6a28bd10e947cbf658c1c9.jpg)
理由としては、日当り条件を良くする為です
ただ厳密に言うと、南側のスペースを確保するというよりも建物を北側に寄せる
と言った方がイメージと近いかもしれません
下の画像の様に北が少し左に振れている場合
![](https://kentiku-shoshinsya.com/wp-content/uploads/2021/01/3da58b6edc0b772ee4a0036dd888cd22-1.png)
北側に建物を寄せることで、日当り条件は格段に良くなります
南側スペースを確保できない場合
南側のスペースが確保できない土地は良くない!
とは、思わないでください
その場合でも、出来るだけ北側に寄せて東側or西側にスペースをとりましょう
太陽は常に動いているので南側に固執する必要はありませんよ!
中途半端な配置計画はNG
ここでお話する中途半端な配置とは、
敷地境界ラインと建物との距離に根拠がないことを指してます
と言うのも建物は、境界ライン上からある程度の距離を確保しなければなりません
土地によってその距離は違いますが
例えば、境界ラインと建物を1m以上離す必要がある場合
![](https://kentiku-shoshinsya.com/wp-content/uploads/2021/01/030d1c06ebf8d66f52483c7d34463e02-1024x628.png)
左は1m必要に対して、1m離した場合
右は1m必要に対して、1.5m離した場合
着目して欲しいのは、土地を有効活用出来る範囲
当然、1.5m離した方が有効活用出来そうな広い南側のスペースが小さくなってしまいます
逆に北側スペースは1.0mでも1.5mでも、まず使うことのない範囲になると思います
それであれば、南側のスペースを出来るだけ大きくとってあげる方が良い!
となる訳です
注意点(北側スペースも重要な場合がある!)
先ほどお話した「まず使うことのないであろう」北側のスペース
本当に必要ないかしっかりと考えておきましょう
北海道あれば、
除雪機で建物周りをぐるっと除雪したい
それ以外であれば
夏に自転車を2台ほど置きたい
などなど、人によっては北側スペースは有効活用できるスペースになる場合もありますので一応の注意は必要です!
その他、外回りで気にするポイント
次は、少し細かい内容を紹介していきます
そんな事も気にしないといけないの!?
というポイントもあると思うので参考にしてみてください!
敷地外の工作物も超重要
![](https://kentiku-shoshinsya.com/wp-content/uploads/2021/01/1f4a22607b3fd8e12eecad8afa86a866.png)
上の画像のように、カーポートと電柱の位置関係が適切ではないと車の乗り入れに支障をきたします
施主様の物であるカーポートは位置変更できますが、電柱はそう簡単にはいきません
なので敷地外の工作物は、超重要
その他、敷地外で注意した方がいいものを紹介します
電柱及び電線
電柱の位置で建物の配置は大きく変わります
当然、注意が必要です
それに付随して見落としがちなのは、電線
「ん?電線?何を気にするの?」と思う方も多いと思います
ずばり、空中越境です
![](https://kentiku-shoshinsya.com/wp-content/uploads/2021/01/4e9b5360aab261fdf29a2318a8605753-1.jpg)
この画像の様に、裏の建物に電線を引き込む際に、あなたの敷地の上空を使っている場合があります
その電線が原因で、建物が建てれないと言うこともあります
内容は、
・そもそも電線と建物が干渉している
・電線の高さが低く、工事中に重機が入れない
など色々あります
ここで大事なのは、
土地を購入する前に、空中越境の存在に気付き、解決策を考えておく事です
というのも、空中越境の解決策は私が知る中で2つしかありません
①電線をそのままにして、工事を始める
これは一応可能ですが、お勧めはしません
当然、電線を避ける様に配置計画する必要があります
工事に使う重機なども考慮して、配置計画しなければならないので、かなりシビアになります
土地が広い方などは出来るかもしれませんが、市街地で計画している方は現実的ではありませんね…
②電線の移設をして、工事を始める
普通に考えるとこの方法がベターです
ただこの解決策で一番の問題は、「時間」と「撤去費用」です
ここで言う「時間」とは
撤去が終了するまでにかかる時間です
当然、撤去費用とは電線の移設に掛かる費用です
なぜ、この二つを問題としているかと言うと
〇撤去を依頼するのは隣地の方(越境している側)です。つまり、隣地の方が動かなければ永遠に工事が始めれないという点
〇「移設費は払わないけど、工事はしていいよ」と言われる可能性がある点
工事の承諾さえ取れれば、移設自体は時間がかかるものではないのですぐ行えます
ただその場合、移設費はこちら持ちになる場合が多いです
時間と言う点を弱みに取られ、最終的に泣き寝入りするケースです
こうならない為にも、
時間と言う弱みを握られる前、つまり「土地を購入する前」に空中越境の存在に気付き、解決策(例えば、不動産屋に移設費は負担してもらう等)をとっておくことが大切です
日当たり、風通しを考慮しよう
風通しに関しては、以前に紹介した記事を見てみてください
日当たり同様に気を付けなければならないポイントを紹介しています!
まとめ
間取りは配置計画で決まる
〇可能であれば南側をあける
〇中途半端な配置計画はやめる
〇電柱などの敷地外にも注意
〇日当たり、風通しも考える
上記を意識して、土地を上手に使った配置計画をしてから間取りを考えていきましょう!!
以上!